ストロングヒーロー（2003年生、母カントウシスター）

ストロングヒーロー（2003年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「強い＋英雄」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャーロック（当時11歳）と交配したカントウシスターが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は片山英夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦8勝2着3回。2005年のアグネスワールド賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

5月10日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のスウィープアサイドに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月21日、中5週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアグネスワールド賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月3日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのムーンバラッド賞（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月3日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月28日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月27日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドホープ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2006年）

1月22日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のフレッシュフェブラリー特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたサワライチバン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦のハナミズキ特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月7日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳戦の落葉松特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

4歳（2007年）

1月11日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた15戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベルモントリニアを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

4月2日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレジェニュインを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

4月26日、中2週で迎えた17戦目は、トワイライトアタック賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルワーゲンを半馬身振り切って4勝目をゲットした。

5月17日、中2週で迎えた18戦目は、三渓園特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニイタカティアラをアタマ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

6月14日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモシンドバッドに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月10日、中3週で迎えた20戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、サマータイム・スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルークリクィンを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

9月25日、中8週で迎えた22戦目は、穂波スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた23戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（14戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた24戦目は、一般B2 B3（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（15戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスクワートルメローを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中2週で迎えた25戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスクワートルメローを差し切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2008年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた27戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（17戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスディガーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月12日、中3週で迎えた28戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、S3の東京シティ盃（大井ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。