ブルークリクィン（2003年生、母ケイアイミステリ）

ブルークリクィン（2003年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時19歳）と交配したケイアイミステリが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、地方33戦5勝2着9回。主な勝ち鞍は2006年の秋風特別(一般C1一二)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、日高大洋牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、黛大介によって1,050万円で落札された。

足立勝久厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

7月30日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリバーサイドをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月11日、中9週で迎えた2戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのなでしこ賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2006年）

4月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイアムアベティに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月19日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、コテツに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のナシュワンラブに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のキングオブライヒに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のトウカイマンボをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

8月24日、中2週で迎えた9戦目は、シーブリーズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り最後はセイワカシオペアと並んで6着同着となった。

9月12日、中2週で迎えた10戦目は、馬車道特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、リンクスダイヤにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた11戦目は、秋風特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバカウに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

10月31日、中4週で迎えた12戦目は、オータムスター賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦4勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、大宮盆栽村賞（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（11戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた14戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、グッドラック特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4歳（2007年）

1月2日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のニューイヤー特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた16戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

5月14日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、青葉特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（13戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月25日、中9週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、サマータイム・スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ストロングヒーローにハナ差交わされて2着となった。

8月20日、中3週で迎えた19戦目は、薄暮（トワイライト）スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、マヤノチャーナにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月14日、中3週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、銀河特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた21戦目は、穂波スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた22戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったジルディーディーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2 B3（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた24戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5歳（2008年）

1月2日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のニューイヤー特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

6月19日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた27戦目は、薄暮スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、アンフィーイモンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月29日、中5週で迎えた28戦目は、一般B3 C1（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた29戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、タイヨウガデテキタにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月20日、中3週で迎えた30戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったスパロービートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中3週で迎えた31戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

6歳（2009年）

1月3日、中6週で迎えた32戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。