マヤノチャーナ（2001年生、母マックスロゼ）

マヤノチャーナ（2001年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋望む（ヒンディー語）」。毛色は栗毛。種牡馬のスピニングワールド（当時8歳）と交配したマックスロゼが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年のはやぶさ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月13日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2004年）

2月14日、中8週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴイトに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

4月25日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月16日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミルフォードスバルに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月13日、中3週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4歳（2005年）

6月4日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ムーンライトソナタに半馬身交わされて2着となった。

10月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベンガルシチーに5馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

5歳（2006年）

1月5日、中5週で迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の河原町特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月2日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた16戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた18戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の姫路チャレンジカップ（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた19戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

11月13日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のデザートワンに1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月7日、中2週で迎えた21戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2007年）

1月10日、中4週で迎えた22戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた23戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったインフレッタに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、薄暮（トワイライト）スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルークリクィンを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って休養明け初戦をモノにした。

10月22日、中8週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた25戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた26戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた27戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の1500m開設記念（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサミンバリオスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7歳（2008年）

5月9日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦の江戸川特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。