ムーンライトソナタ（1999年生、母ブルースフォーユー）

ムーンライトソナタ（1999年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時10歳）と交配したブルースフォーユーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地23戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の賢島特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

4月21日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネシュツジンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月25日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサワノシャンテにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2003年）

3月29日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったゲンパチミラクルにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

4月19日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したボルチモアボーイを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラブザビューをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウイッテキをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

9月13日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったフォルクローレに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

5月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したポップジュエルに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2005年）

1月15日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず14着に終わった。

5月14日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るマヤノチャーナを鬼脚で半馬身差し切って久しぶりに白星を挙げた。

6月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

11月6日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

12月17日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に敗れた。

7歳（2006年）

2月5日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はオースチンローズと並んで6着同着となった。

6月10日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（10戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず17着に敗れた。