サミンバリオス（2003年生、母フウジンレディー）

サミンバリオス（2003年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時9歳）と交配したフウジンレディーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。戦績は、地方35戦12勝2着4回。2008年の多摩川オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久保杉利明厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2005年）

8月15日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は510kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3歳（2006年）

5月4日、約8か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のレインボーエヌピーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノスナイパーに6馬身の差をつけて優勝

6月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキンセイハッスルに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のナティーレイン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の向日葵特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の萩特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のベンテンミッチーに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月25日、中4週で迎えた8戦目は、一般C1三（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のシゲフジオペラに2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

11月17日、中2週で迎えた9戦目は、晩秋特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、アストリッドに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、一陽特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、メイホウホップに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2007年）

1月12日、中4週で迎えた11戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、カネマサドゥイットに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の風波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で左海誠二騎手（11戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のエルツークィーンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月20日、中5週で迎えた13戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で左海誠二騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のバカウに5馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

5月1日、中5週で迎えた14戦目は、ファンシーサドル特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で左海誠二騎手（13戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のバンダムトレジャーを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

10月25日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦の良月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で左海誠二騎手（14戦8勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、マイネプレリュードに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月22日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の楽天クレジット杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で左海誠二騎手（15戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネプレリュードに7馬身の差をつけて制した。

12月24日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の1500m開設記念（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で左海誠二騎手（16戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマヤノチャーナに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

5歳（2008年）

1月31日、中4週で迎えた18戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は18戦連続で左海誠二騎手（17戦10勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた19戦目は、’08ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で左海誠二騎手（18戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた20戦目は、麗春賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で左海誠二騎手（19戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は21戦連続で左海誠二騎手（20戦10勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクラシックムードに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月21日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、’08スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で左海誠二騎手（21戦11勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウコレットに2馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

6月17日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の水無月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で左海誠二騎手（22戦12勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月23日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、良月特別（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

11月19日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、習志野きらっとオープン（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は左海誠二騎手（23戦12勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた26戦目は、S3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（24戦12勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、平均ペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

6歳（2009年）

2月4日、中5週で迎えた27戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（25戦12勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた28戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のきさらぎ特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

10月29日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、良月特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（26戦12勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

12月8日、中5週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた30戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（27戦12勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

7歳（2010年）

1月13日、中4週で迎えた31戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（28戦12勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月2日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、’10ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤裕太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた33戦目は、野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（29戦12勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

6月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた34戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、金沢成巽閣特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

6月17日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた35戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。