カネマサドゥイット（2003年生、母ベルモントスワン）

カネマサドゥイット（2003年1月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したベルモントスワンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方15戦10勝。2005年のサンライズカップ(地方重賞)に勝利した他、2005年の馬産地日高スターライトカップ特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

8月17日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のブライティアメドーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの馬産地日高スターライトカップ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のレディデピュティをクビ差制して優勝

9月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のピースメーカーに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦3勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

3歳（2006年）

9月26日、約11か月の休養明けで迎えた5戦目は、ヒシミラクル賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦3勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のコンテをクビ差制して久々の一戦を物にした。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、がんばれホッカイドウ競馬特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の野菊特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメガバードに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月5日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファーゴフォンテンに7馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

12月30日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリキサンタイガーに5馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

4歳（2007年）

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサミンバリオスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月6日、中3週で迎えた11戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアルファビクトリーに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月8日、約9か月の休み明けで迎えた12戦目は、日本軽種馬登録協会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（6戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2009年）

4月30日、約18か月の休養明けで迎えた13戦目は、雪印ストリングチーズ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた14戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ひばりが丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のインステップキックに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6月11日、中3週で迎えた15戦目は、メイショウボーラー賞（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。