アルファビクトリー（1999年生、母アルファエスパー）

アルファビクトリー（1999年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時11歳）と交配したアルファエスパーが9歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）赤石牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方37戦11勝2着12回。主な勝ち鞍は2003年の一般C2。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

3月10日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月24日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

4歳（2003年）

10月22日、約18か月の休み明けで迎えた4戦目は、嶋崎公治騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のティボリサンライズに3/4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋崎公治騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムビジョンに半馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月18日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノマウンテンに3/4馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月9日、中2週で迎えた7戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーマンワンダオーからクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2004年）

1月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーホープから半馬身差の2着に敗北した。

3月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルアゲインをクビ差制して制した。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古泉悟騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーコジーンから2馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古泉悟騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノローレルに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月28日、連闘で迎えた12戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古泉悟騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーコジーンに3馬身の差をつけて6勝目を収める

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古泉悟騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバーニングポイントに1馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

5月31日、中2週で迎えた14戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で古泉悟騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーマンワンダオーから半馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中2週で迎えた15戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古泉悟騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカリコバルトからクビ差の2着に甘んじた。

7月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古泉悟騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルワイルドに3/4馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

8月12日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で古泉悟騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームカムトゥをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

9月15日、中4週で迎えた18戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で古泉悟騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアンロバストに約14馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

9月21日、連闘で迎えた19戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で古泉悟騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のワタリプリティに約12馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月27日、中9週で迎えた20戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

6歳（2005年）

10月26日、約10か月半の休養明けで迎えた22戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルシューズ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ワンダーゼネラスに交わされて4馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた24戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

12月19日、中3週で迎えた25戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7歳（2006年）

1月26日、中4週で迎えた26戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月29日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた28戦目は、アーバンステージオーガスト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた29戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月25日、中4週で迎えた30戦目は、フェイスフルシューズ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月15日、中2週で迎えた31戦目は、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた32戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8歳（2007年）

2月6日、中6週で迎えた33戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカネマサドゥイットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月14日、中4週で迎えた34戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、大和川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたバンブーフリット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月12日、中3週で迎えた35戦目は、ダイヤモンドスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したセイウンハンクスに半馬身届かず2着となった。

5月15日、中4週で迎えた36戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクラシックムード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月19日、中4週で迎えた37戦目は、ファンシーホイップ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

8月4日、中6週で迎えた38戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

10月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた39戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したヤマトタケルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた40戦目は、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた41戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた42戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9歳（2008年）

1月22日、中4週で迎えた43戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したザモストトレジャーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月20日、中7週で迎えた44戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月8日、中6週で迎えた45戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。