ヒカリコバルト（2000年生、母ミスコンカラー）

ヒカリコバルト（2000年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋コバルト（磁性合金の種類）」。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時12歳）と交配したミスコンカラーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）瀬戸牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方24戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の一般C4。

経歴

デビュー前

当歳のとき、瀬戸牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、當山隆則によって2,520万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月7日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月23日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

4歳（2004年）

3月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた11戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた12戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリアンデスから1馬身半差の2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた14戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた15戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアルファビクトリーをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

7月13日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったカッサータから5馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で杉村一樹騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、千田和江騎手を鞍上に迎えて、全日本レディース招待荒尾ジャンボ梨特別（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウセイユキムスメからクビ差の2着となった。

10月30日、中0週で迎えた20戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた21戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた22戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中良明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2005年）

1月2日、連闘で迎えた23戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のイシヤクカイザーに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月25日、中2週で迎えた24戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノトキメキから1馬身差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた26戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた28戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた29戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤孝鎮騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた30戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のイシヤクカイザーに1馬身の差をつけて優勝

6月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったムーサイレンスから4馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテットウテツビに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。