ワンダーホープ（2000年生、母パリスオペラ）

ワンダーホープ（2000年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋望み」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したパリスオペラが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川隆則。戦績は、中央平地26戦2勝2着1回、地方10戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

9月14日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3歳（2003年）

6月29日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた12戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月11日、中4週で迎えた13戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノミラクルからハナ差の2着に甘んじた。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新町充寿騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のスピリットベアに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新町充寿騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーブラウンに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2004年）

1月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で新町充寿騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアルファビクトリーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月27日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で新町充寿騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーマンワンダオーからアタマ差の2着に甘んじた。

2月18日、中2週で迎えた18戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーブラウンに半馬身の差をつけて制した。

3月16日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤孝鎮騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナントウソニックに5馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4月21日、中4週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったキンググレイシーから半馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、白川郷特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミノオーカンを半馬身振り切って休み明け初戦を制した。

12月11日、中1週で迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5歳（2005年）

1月19日、中4週で迎えた25戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードブリットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、中2週で迎えた26戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムデウスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のムソウジョーに3馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月11日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた31戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の川西特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のビッグクラウンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月10日、中4週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

6歳（2006年）

9月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた36戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。