アースコンシャス（2006年生、母リキサンフラッシュ）

アースコンシャス（2006年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地球を大切にしようという意識と行動。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時6歳）と交配したリキサンフラッシュが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のJA岩手ふるさとモーちゃん牛乳杯(一般C2十)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、競優牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,520万円（12.6万×200口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月29日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

3歳（2009年）

7月26日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月5日、中5週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクロスフォーカラーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマニンベルファムに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、連闘で迎えた7戦目は、JA岩手ふるさとモーちゃん牛乳杯（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサクラサライを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

12月26日、中4週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

4歳（2010年）

1月31日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の千種特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた19戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた20戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の彦島特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。