コスモエンペラー（2007年生、母ダンシングパブロワ）

コスモエンペラー（2007年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は栗毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時19歳）と交配したダンシングパブロワが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、米田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって367.5万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月16日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のインディアナポリスをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.クラストゥス騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でA.クラストゥス騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のヤングアットハートに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月28日、中3週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ケイアイライジンに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のサトノトップガンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2011年）

1月9日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

7月10日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、逃げるドリームセーリングを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月12日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2012年）

1月14日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初咲賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったヴァーゲンザイルにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

2月4日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下のプロローグカップ（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたトウカイパラダイス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月25日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月21日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（10戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（11戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。