サブノハゴロモ（2010年生、母メモラブルワーズ）

サブノハゴロモ（2010年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時12歳）と交配したメモラブルワーズが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、地方31戦5勝2着2回。2012年の’12ゴールドジュニアーで2着に入った他、2012年の東京2歳優駿(牝S1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、中川三郎によって420万円で落札された。

鷹見浩厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2012年）

7月29日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は465kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリコーハラマを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの’12ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオベロンホワイトに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月22日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のみずどり特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオーネットエースに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月31日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2013年）

3月8日、中9週で迎えた7戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のつくし特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

4月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミニレイスターをハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月7日、中4週で迎えた13戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、渋谷区の妖精あいりっすん賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた14戦目は、シリウス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた15戦目は、L-WING賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4歳（2014年）

2月5日、中5週で迎えた16戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた17戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4月4日、中4週で迎えた18戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月12日、中4週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、オープス中郷賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた20戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた21戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月30日、中2週で迎えた22戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた23戦目は、アジアチャレンジカップ開催記念（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエリクサーをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

10月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったアピアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、スマイルシティ品川特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモレサンドニをクビ差振り切って5勝目を挙げた。

11月27日、中4週で迎えた26戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、いたばし二輪草特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（11戦3勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

5歳（2015年）

1月23日、中2週で迎えた28戦目は、ご愛顧ありがとう三条場外発売所賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

9月15日、約8か月の休み明けで迎えた29戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、世田谷区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた30戦目は、スマイルシティ・品川特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（12戦3勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた31戦目は、神無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。