オンワードサラ（1994年生、母オンワードミナヨ）

オンワードサラ（1994年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアロングオール（当時8歳）と交配したオンワードミナヨが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着5回、中央障害3戦0勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月10日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

12月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3歳（1997年）

1月7日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた5戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3月29日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月26日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月15日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月7日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、トキノアルメニアにクビ差交わされて2着となった。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のミローズサンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月23日、中4週で迎えた15戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（1998年）

1月6日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ジャスミンブリーズに交わされて3馬身差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた18戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、’98フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月11日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（11戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のキオマドーロに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月2日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5歳（1999年）

4月24日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた23戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた24戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（12戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

7月11日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（13戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、オメガストーリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月31日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（14戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、テイクザレインズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（15戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、スチュードベーカーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月12日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（16戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月6日、中7週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6歳（2000年）

1月29日、中8週で迎えた33戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた34戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた35戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、以上越特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた36戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた37戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた38戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のミツワインパルスを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は成田均騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。