キオマドーロ（1993年生、母ロケットダンサー）

キオマドーロ（1993年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のイナリワン（当時9歳）と交配したロケットダンサーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着5回、地方15戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年の南白亀特別(C1一)。

経歴

デビュー前

栗原清厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1995年）

9月6日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオオトネファインから6馬身差の2着に敗北した。

12月27日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1996年）

7月18日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクイーンセデスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、中5週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカズノイナズマをクビ差制して2勝目を掴み取った。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォアーアンドモアから1馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダッシュアウェイから3馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の葉牡丹特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のユートグラントに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（1997年）

1月23日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、一般C1四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑島孝春騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、一般C1六（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で桑島孝春騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったデンタルウイナーから1馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーダイヤモンドをクビ差制して4勝目をマークした。

4月3日、中3週で迎えた12戦目は、チューリップ特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったワッグレディーからクビ差の2着に甘んじた。

5月9日、中4週で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、緑風特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた14戦目は、南白亀特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（10戦3勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーボーイに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月26日、中3週で迎えた15戦目は、多田義則騎手を鞍上に迎えて、麻綿原特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月9日、中5週で迎えた16戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

9月20日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（1998年）

2月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3月1日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた22戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、逃げるオンワードサラを差し切れず、3馬身差の2着となった。

5月9日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月24日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったダンシングロードに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月21日、中3週で迎えた25戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

10月18日、中2週で迎えた27戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた28戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したモールドオプトレーにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月13日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったトウキュウアビーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6歳（1999年）

5月16日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンリーズンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月20日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊池憲太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。