ラプンツェル（2002年生、母ラクリス）

ラプンツェル（2002年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「グリム童話の美しい髪の少女の名。本馬の美しい馬体より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時11歳）と交配したラクリスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年のホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

19歳のとき、槇本牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

7月10日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

8月28日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月30日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4歳（2006年）

6月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビービーシールドを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテラノガウディに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、一般D2-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般D2-2（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月25日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、一般D2-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月24日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、一般D2-3（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のダンスパークに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月14日、中2週で迎えた10戦目は、一般D1-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコパケンサンバから2馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた11戦目は、イキューリアス特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂下秀樹騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカフェアムールから1馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた12戦目は、いて座特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂下秀樹騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた13戦目は、美園特別（札幌(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で坂下秀樹騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2007年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、一般D1-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂下秀樹騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマスココルルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月3日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D1-1（門別ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイーツカレントを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月29日、中3週で迎えた16戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、奥尻島特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた17戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、JA門別馬舞米特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、スパイキュール賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた20戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、マイネルセレクト賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた21戦目は、サンライズペガサス賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた22戦目は、テイエムオペラオー賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、ふらのにんじん特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

10月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、タヤスツヨシ賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（13戦2勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、レギュラーメンバー賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（14戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオリエンタルビーチを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、鵡川カネダイ大野ししゃも特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（15戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したネイチャートレイルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、連闘で迎えた27戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミステリーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6歳（2008年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、伊藤晋一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤晋一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤晋一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた31戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた32戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。