オリエンタルビーチ（2003年生、母ワディア）

オリエンタルビーチ（2003年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「東洋の浜辺」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したワディアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡追分町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦6勝。主な勝ち鞍は2007年のレギュラーメンバー賞(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

9月24日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた2戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

10月29日、連闘で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

4歳（2007年）

1月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた4戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D8一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクサミットに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上D4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニットウアンナに約13馬身の大差をつけて優勝

4月1日、中6週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月20日、中6週で迎えた9戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドクリークに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキタサンブリザードに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月9日、中4週で迎えた11戦目は、さらべつふるさとまつり特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクランボに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月16日、中9週で迎えた12戦目は、レギュラーメンバー賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（3戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラプンツェルに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。