イロハニオエ（2019年生、母キャサリンアイドル）

イロハニオエ（2019年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「いろはにほへとより」。毛色は栗毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したキャサリンアイドルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はタニグチ牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方7戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の一般C3八。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

5月14日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月4日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4歳（2023年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、一般C3八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマスタープランを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月13日、中7週で迎えた6戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したサダムシオイノモリを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中6週で迎えた7戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた8戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハンティングギアに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月25日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクサンメモリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月31日、中4週で迎えた10戦目は、桔梗特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデイスターに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月14日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

5歳（2024年）

5月5日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた13戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月21日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。