カシマコマチ（1987年生、母テスコユーミン）

経歴

デビュー前

2歳（1989年）

8月12日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスイートサルナートにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサブマリンロケットをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月7日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳400万下のサフラン賞（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマタケサリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月5日、中3週で迎えた4戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のきんせんか賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田村正光騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3歳（1990年）

3月31日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、出口明見騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月21日、中2週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下のこけもも賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は出口明見騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月23日、中2週で迎えた10戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアベリア賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月4日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は出口明見騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したハリケンフェアーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシケンアンサーを3/4馬身振り切って制した。

9月16日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月20日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月10日、中2週で迎えた15戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4歳（1991年）

4月7日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は出口明見騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた18戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月6日、中4週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の襟裳特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は出口明見騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で出口明見騎手（10戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したスイートチャリティを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月10日、中2週で迎えた27戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた28戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた29戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

5歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小島太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月23日、中5週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

3月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露したが、5着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた34戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた36戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦0勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた37戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。