ダイシンウィット（2017年生、母クィーンオブライフ）

ダイシンウィット（2017年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+才知」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したクィーンオブライフが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は隆栄牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月29日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、テンサイドカップに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2020年）

1月6日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月8日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月20日、中3週で迎えた7戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、トーセンリズムに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.ヒューイットソン騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るショウナンサモンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月13日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

4歳（2021年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハルワタートにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

1月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミッキーチャイルドをクビ差振り切って2勝目をマークした。

3月20日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

9月12日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカイアワセに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月4日、中9週で迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

5歳（2022年）

3月6日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

10月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

6歳（2023年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた26戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したドリームビリーバーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月15日、連闘で迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた29戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

9月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月8日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた32戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

7歳（2024年）

3月16日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5月16日、中5週で迎えた35戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、’24メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

7月10日、中7週で迎えた36戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、京都畜産特別（園田ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた37戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、TEL杯（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた39戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったディアナゼロスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。