ダイチヴィーゼ（2016年生、母ペルルフィーヌ）

ダイチヴィーゼ（2016年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大地＋草地、草原（独）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時8歳）と交配したペルルフィーヌが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は荻伏服部牧場。主な勝ち鞍は2020年のじげんくん特別(一般C2-4)。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月8日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

9月23日、中8週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

3歳（2019年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた8戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダイヤモンド昭男特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったナンヨーオボロヅキに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月10日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦の祝川村文乃初凱旋特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のロードホライゾンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったラプレシオーサにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中2週で迎えた11戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンドレスシャインに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月19日、中3週で迎えた12戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桃特別（高知ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコーラルフィーユを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月30日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、クチナシ特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた16戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコーラルフィーユを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

8月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた19戦目は、荻さんと風音様は特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた20戦目は、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた21戦目は、大上洋平生誕記念特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、たけし&えみ寿特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-5（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2ロ C3イ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた26戦目は、福山競馬記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾浩一朗騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた27戦目は、大台目前木下智史特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4歳（2020年）

1月12日、中1週で迎えた28戦目は、じげんくん特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスピシュスキーに4馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

1月26日、中1週で迎えた29戦目は、厳寒特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったヤマニンシャンデルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月5日、中0週で迎えた30戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（10戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-5（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コスモターンブルーに交わされて3馬身差の2着となった。