コスモターンブルー（2015年生、母マイネキャスリーン）

コスモターンブルー（2015年6月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋青いバラの品種。母名より連想」。毛色は青毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時8歳）と交配したマイネキャスリーンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2020年の胡蝶蘭特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月24日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、中2週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5月20日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（2019年）

2月2日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。5着を確保した。

3月2日、中3週で迎えた6戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた7戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月13日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月9日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、キリンビバックス特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモリデンヘイローに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、真人&葵祝結婚特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月7日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーリップグロスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って制した。

12月15日、連闘で迎えた13戦目は、シクラメン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（2戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したコパノカーネルに半馬身届かず2着となった。

12月22日、連闘で迎えた14戦目は、冬のナオ桜特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマインクイーンを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

5歳（2020年）

1月14日、中2週で迎えた15戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ヤブツバキ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウワキザシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

1月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトライアンフを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

2月9日、中1週で迎えた17戦目は、立春特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブチャコに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月19日、中0週で迎えた18戦目は、一般C1-5（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイチヴィーゼを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月3日、中1週で迎えた19戦目は、名鹿海岸特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバリスコアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、八畳岩特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（5戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィットを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って圧巻の7連勝を決めた。

3月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパルクリールを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って貫禄の8連勝を決めた。

4月19日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では賦性のガッツでゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、神峯山特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（6戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた24戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、くろうま賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキョウワヴィランに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月16日、中4週で迎えた25戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、鬼灯賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のパフュームクラスタに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月10日、中3週で迎えた26戦目は、胡蝶蘭特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミスダイテンに2馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす