ブルーリップグロス（2016年生、母ニシノキュアノス）

ブルーリップグロス（2016年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「青色のリップグロス」。毛色は青鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時22歳）と交配したニシノキュアノスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上進治。主な勝ち鞍は2020年の住吉池特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月31日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

6月30日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で水口優也騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月22日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3 21（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヴェネレにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

10月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3 19（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジョーミラーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のタイムファクターをアタマ差振り切って2勝目を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた10戦目は、真人&葵祝結婚特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴェネレに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コスモターンブルーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月21日、中1週で迎えた12戦目は、祝りおな誕生日特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニチドウリュンヌに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月29日、連闘で迎えた13戦目は、スイセン特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた14戦目は、プリムラ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で倉兼育康騎手（8戦3勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた15戦目は、ナンテン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で倉兼育康騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドオリアナを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、文旦特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で倉兼育康騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダノンユニヴァースに1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

3月1日、中1週で迎えた17戦目は、桃の節句特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で倉兼育康騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったコスモナインボールにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、浅春特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で倉兼育康騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ソーディスイズラヴに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、春暖特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で倉兼育康騎手（13戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンパシーをクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

4月11日、中1週で迎えた20戦目は、陽春特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で倉兼育康騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンシャンデルに2馬身半の差をつけて7勝目を手にした。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のスピカ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で倉兼育康騎手（15戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったムーランブランを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた22戦目は、内原野公園特別（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で倉兼育康騎手（16戦7勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、琵琶ヶ滝特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で倉兼育康騎手（17戦7勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた24戦目は、鏡野公園特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で倉兼育康騎手（18戦7勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は20戦連続で倉兼育康騎手（19戦7勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ディアレイカに交わされて1馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた26戦目は、鳥居杉特別（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は21戦連続で倉兼育康騎手（20戦7勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた27戦目は、ベイリーフ十周年特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は22戦連続で倉兼育康騎手（21戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコスモアニモーソに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月22日、中3週で迎えた28戦目は、一般B2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で倉兼育康騎手（22戦8勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のヴェリテを3/4馬身振り切って9勝目を収める

9月5日、中1週で迎えた29戦目は、住吉池特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は24戦連続で倉兼育康騎手（23戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアタゴタイゼンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月21日、中1週で迎えた30戦目は、HKT渕上舞生誕特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は25戦連続で倉兼育康騎手（24戦10勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた31戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のミラク特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた32戦目は、愛園愛美爆誕特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（25戦10勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた33戦目は、ふくたん地方巡礼特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（26戦10勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

12月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、水仙賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2021年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた35戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた36戦目は、萌月賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた37戦目は、如月賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた38戦目は、福寿草特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた39戦目は、仙酔峡特別（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた40戦目は、アイリス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。