ニシノコデマリ（2015年生、母ニシノツインクル）

ニシノコデマリ（2015年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+コデマリの花より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時18歳）と交配したニシノツインクルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。主な勝ち鞍は2020年の郡山特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月27日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は416kg。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノヒバナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

12月10日、中9週で迎えた3戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

3歳（2018年）

2月17日、中9週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

4歳（2019年）

4月20日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月22日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた11戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

10月5日、中6週で迎えた12戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月2日、中3週で迎えた13戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

5歳（2020年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月19日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアレスにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラスの五泉特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月11日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のディスパーションに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月9日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

6歳（2021年）

1月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4月11日、中9週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの直江津特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月17日、中7週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月5日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた27戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

2021年11月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。