テンジンキヨモリ（2010年生、母ユシマミヅキ）

テンジンキヨモリ（2010年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時15歳）と交配したユシマミヅキが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害13戦1勝2着1回。2014年の青富士ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2着に入った他、2015年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月15日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（2014年）

1月18日、中6週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。13着に敗れた。

3月1日、中5週で迎えた12戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月6日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のショウナンワヒネに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月7日、中5週で迎えた15戦目は、青富士ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったソンブレロから2馬身差の2着となった。

7月12日、中4週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

10月25日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田勇亮騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（2015年）

1月10日、中6週で迎えた19戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月22日、中5週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。競走中止となった。