ソンブレロ（2010年生、母タニノローゼ）

ソンブレロ（2010年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「つばの広い帽子」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時11歳）と交配したタニノローゼが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害12戦2勝2着2回。2015年の中山グランドジャンプ(JG1)で2着に入った他、2015年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月5日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月2日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月16日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

7月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島良太騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月26日、中9週で迎えた15戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンレインボーをハナ差制して待望の初白星を挙げた。

6月7日、中5週で迎えた16戦目は、青富士ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のテンジンキヨモリに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月6日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた18戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月22日、中5週で迎えた19戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーシンホワイティから半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2015年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた21戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高田潤騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

4月18日、中4週で迎えた22戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で高田潤騎手（7戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったアップトゥデイトから約11馬身差の2着となった。

5月30日、中5週で迎えた23戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高田潤騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。