エムエムベレッタ（2009年生、母キクカエンプレス）
M M Beretta
2009.05.03
エムエムベレッタ（2009年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋拳銃名より」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時17歳）と交配したキクカエンプレスが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は飯島 功典。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害8戦1勝、地方26戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の障害3歳以上未勝利。
経歴
デビュー前
古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2012年）
2月19日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。
4月21日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。
5月20日、中3週で迎えた3戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。
6月24日、中4週で迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。
7月21日、中3週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。
8月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。
9月19日、中4週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた7戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。
10月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケントリューズをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。
11月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。
11月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガルと並んで2着同着となった。
12月4日、中1週で迎えた11戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ルグランコンデに交わされて3馬身差の2着となった。
12月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。
4歳（2013年）
1月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。
1月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。
2月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したミスハレクラニにハナ差届かず2着となった。
2月28日、中1週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。
3月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず最後はタカノコウモンと並んで4着同着となった。
3月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。
4月10日、中1週で迎えた19戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
4月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったワイルドゲッツに詰め切れず、1馬身差の2着となった。
5月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったミヤトーレルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
5月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。
6月6日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（12戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。
6月28日、中2週で迎えた24戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。
7月12日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（13戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のパヤドールを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。
7月26日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1 C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。
8月9日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1 C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（15戦2勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。
8月23日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（16戦2勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。
9月6日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（17戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイルドゲッツを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて制した。
9月19日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（18戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。
10月9日、中2週で迎えた31戦目は、ふじばかま賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で有馬澄男騎手（19戦3勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したハリウッドレインを差し切れず、1馬身差の2着となった。
10月23日、中1週で迎えた32戦目は、つわぶき賞（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で有馬澄男騎手（20戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。
5歳（2014年）
3月29日、約5か月の休養明けで迎えた33戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。
5月25日、中7週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
7月6日、中5週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。
8月3日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8月24日、中2週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のホクレアに1馬身3/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。
10月18日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。
11月8日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた39戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。
11月30日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。
6歳（2015年）
2月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた41戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。