テイエムサーキット（1997年生、母タウンシロー）

テイエムサーキット（1997年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のエルハーブ（当時6歳）と交配したタウンシローが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三榮牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方27戦14勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三栄牧場から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場され、竹園正継によって682.5万円で落札された。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3歳（2000年）

7月23日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂聡騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

10月24日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、千場俊彦騎手を鞍上に迎えて、4歳C（上山ダート1250m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のカオリスキーに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳B3（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のケリーライトをアタマ差制して2勝目を獲得した。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳B（上山ダート1500m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳B3（上山ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったケリーライトから2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

4月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ハ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のジークファーストに3馬身の差をつけて久々の実戦をモノにした。

4月29日、連闘で迎えた13戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドマサルに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

5月5日、連闘で迎えた14戦目は、一般C5イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムスピードに3/4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイワプルートスに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月1日、中5週で迎えた16戦目は、一般C4ハ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は千場俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエンゼルネイティブに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、一般C4（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンヤマトに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月14日、中3週で迎えた18戦目は、庄内平野特別（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノツイストから1馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で迎えた19戦目は、一般C4（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノツイストに半馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

9月11日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3ロ（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で千場俊彦騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンヤマトに2馬身の差をつけて制した。

10月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマハルキタを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月3日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマハルキタを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月13日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、一般C2四五（大井ダート1390m 雨/良）に出走。鞍上は千場俊彦騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた24戦目は、大崎特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は宗形竹見騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2002年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケリーライトをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月26日、中6週で迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケーアイルドルフを半馬身振り切って勝利数を14に伸ばす

3月25日、中3週で迎えた27戦目は、春霞特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプレジャートーイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったアイランドファイトを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた33戦目は、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた34戦目は、めのう特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したジェンツワールドにアタマ差届かず2着に甘んじた。