シュアハピネス（1998年生、母マキハタグロリー）

シュアハピネス（1998年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時14歳）と交配したマキハタグロリーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着2回。2001年の駒草賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（15.75万×100口）で一口馬主が募集された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

8月6日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ハッピールックに3/4馬身交わされて2着となった。

9月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のダイイチダンヒルを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月26日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下のつわぶき賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のラムセスロードをクビ差振り切って優勝

12月17日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

3歳（2001年）

1月14日、中3週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた8戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 小雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた13戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2001ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4歳（2002年）

1月20日、中4週で迎えた15戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラブイズドリームに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月2日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の甲武特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月26日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入った。

11月16日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた23戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のイリアンジャヤをハナ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

12月22日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（2003年）

2月2日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた27戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の甲武特別（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高井彰大騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

11月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

12月7日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた31戦目は、J.サントス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2003ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高井彰大騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

6歳（2004年）

2月7日、中5週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。