ケープホーン（2018年生、母ヴァルパライソ）

ケープホーン（2018年1月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時16歳）と交配したヴァルパライソが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。2020年のフローラルカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2020年のウィナーズチャレンジ4で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月28日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハタノシームを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったシビックドライヴに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月17日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブルーカルセドニーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中6週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月31日、中7週で迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3歳（2021年）

1月19日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの’21桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月15日、中7週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月30日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鳳仙花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のルドベキア特別（川崎ダート2000m 雨/重）に49kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月14日、中3週で迎えた10戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた11戦目は、観光キャラクター「あいちゃん」カップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったミッキーハッスルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4歳（2022年）

4月19日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ミモザ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、チャンピオンフジに交わされて1馬身差の2着となった。

5月27日、中4週で迎えた13戦目は、しし座特別（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月30日、中4週で迎えた14戦目は、クローバー・ナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーシャンブラックに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月5日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定戦のつる座特別（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタカミズに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月16日、中5週で迎えた16戦目は、神楽月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったエアロストリームに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中5週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ウインターテール賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、最後はジュンユウコーと並んで3着同着となった。

5歳（2023年）

5月8日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、オフト伊勢崎賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の夏木立賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るツーシャドーを驚異的な末脚でアタマ差だけ差し切って4勝目を手に入れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のSPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月3日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた22戦目は、神楽月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメーサンデュラントを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って5勝目を手にした。

6歳（2024年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、十貫坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったラッシュワンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた24戦目は、一般B2三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るラムリケティを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月5日、中7週で迎えた25戦目は、夏木立賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。