タカミズ（2018年生、母チャプレット）

タカミズ（2018年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「高水。山口県の地名」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時15歳）と交配したチャプレットが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。主な勝ち鞍は2021年の名古屋チャレンジカップピーチ賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒダカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって950.4万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、清水義徳によって1,969万円で落札された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月21日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月28日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で森裕太朗騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

6月3日、中7週で迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゼンダンリュウに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4歳（2022年）

2月9日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリヒトヴァールに1馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

3月8日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフレディバローズを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るコーリンジャッジを別次元の末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のカワカミスパークに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月18日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したカワカミスパークにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったアリアパミーナに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のつる座特別（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケープホーンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で達城龍次騎手（8戦3勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したノンロムにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月16日、中1週で迎えた18戦目は、門別グランシャリオ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で達城龍次騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のこいぬ座特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で達城龍次騎手（10戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

デビュー前

荒井朋弘厩舎（大井）へ入厩。

12月31日、デビュー戦は達城龍次騎手を鞍上に据えて、C1二三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番ゲートからスタート。出走取消となった。

5歳（2023年）

3月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、ゴールデン・ドリーム賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で達城龍次騎手（11戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた21戦目は、ミモザ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で達城龍次騎手（12戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた22戦目は、キングストン賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で達城龍次騎手（13戦3勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゴールデンレアルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で達城龍次騎手（14戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフォルツァをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

6月27日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の一般C1 C2（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で達城龍次騎手（15戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で達城龍次騎手（16戦4勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた26戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で達城龍次騎手（17戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のネヴァートゥマッチをクビ差振り切って6勝目をゲットした。

8月17日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三四五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で達城龍次騎手（18戦5勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したフォルツァに3/4馬身届かず2着となった。

9月22日、中4週で迎えた28戦目は、一般C1三四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は20戦連続で達城龍次騎手（19戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた29戦目は、バーバラ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で達城龍次騎手（20戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したロアリングルックスにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月1日、中3週で迎えた30戦目は、志村坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で達城龍次騎手（21戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

6歳（2024年）

4月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で達城龍次騎手（22戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。