タカラストライカー（1992年生、母ヴィエステ）

タカラストライカー（1992年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時6歳）と交配したヴィエステが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）ローレルファーム。戦績は、中央平地16戦0勝2着7回、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の珊瑚特別(B3三 C1一)。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

9月17日、デビュー戦は植野貴也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったタイガロピーヌにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

11月20日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた5戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたオースミバイアモン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったタカエンペラーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1995年）

2月5日、中5週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月12日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったナリタコマンダーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月17日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は植野貴也騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったインターグローバルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ローベルアイビーに半馬身交わされて2着となった。

9月30日、中3週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（9戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で植野貴也騎手（10戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったエンペラージョージにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1996年）

11月5日、約13か月の休み明けで迎えた17戦目は、星野純一騎手を鞍上に迎えて、丹頂特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた18戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、狩勝特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1997年）

1月13日、中7週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアピールバイオからハナ差の2着に甘んじた。

2月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のラストシーンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月27日、中3週で迎えた21戦目は、珊瑚特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のトップタイトをアタマ差制して1着ゴールを果たした。

3月18日、中2週で迎えた22戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミハタワールドから半馬身差の2着に敗北した。