バブルファンタジー（2002年生、母バブルプロスペクター）

バブルファンタジー（2002年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「泡の幻想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したバブルプロスペクターが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、猿倉牧場によって572.4万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額3,200万円（80万×40口）で一口馬主が募集された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月21日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエアメサイアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3歳（2005年）

1月22日、中5週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

6月26日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユニバーサルピースをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月4日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4歳（2006年）

1月28日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったサララにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

6月17日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦1勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

9月9日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の鳥取特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

5歳（2007年）

2月25日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5月5日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

5月19日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、6着を確保した。

10月8日、連闘で迎えた20戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。