サララ（2002年生、母ジンジャーリリー）

サララ（2002年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時6歳）と交配したジンジャーリリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の外房特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、本間牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、高瀬真尚によって997.5万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月15日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

2月12日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたボストンゴールド決め手に屈してハナ差の2着となった。

3月12日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のコンバットシャトルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月17日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

4歳（2006年）

1月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦1勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のバブルファンタジーに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

3月18日、中6週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

5月13日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月8日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

12月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg絞って迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったパパラチアにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

5歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた11戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームキセキを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したラッシュライフにハナ差届かず2着となった。

7月1日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したリザーブカードを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月24日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始16番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

12月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6歳（2008年）

5月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の川越特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月21日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の上総特別（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のセプターレインに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月8日、中4週で迎えた25戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のマレーシアカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に入った。

7歳（2009年）

1月25日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。