フレンドリトル（2013年生、母ヒカリベルサイユ）

フレンドリトル（2013年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小さい友達」。毛色は芦毛。種牡馬のソングオブウインド（当時10歳）と交配したヒカリベルサイユが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前川義則。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害3戦0勝、地方23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の東毛酪農63℃賞(一般C1七八)。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月28日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

3歳（2016年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

3月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月10日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村田一誠騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で村田一誠騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツでバテることなく粘り続けて、最後は2着のクイーンオブスカイに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2017年）

1月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた14戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、深谷名物「煮ぼうとう」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るフォーチュンローを上がり2位の末脚で半馬身差し切って2勝目を獲得した。

1月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、ゆうパークおごせ賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月28日、中4週で迎えた17戦目は、さいたま市北区菜の花カップ（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた19戦目は、デザートはさいたまスイーツで賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた20戦目は、開成町阿波おどり特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で見沢譲治騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた21戦目は、深緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で見沢譲治騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた22戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、岩清水特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったキネオアレグロに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、潮騒特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた24戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、夏木立特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、「清川村」特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた26戦目は、新涼特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したイノセントワールドを差し切れず、5馬身差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月19日、中1週で迎えた28戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、こうのす花まつり賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた29戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、埼葛地域は米どころで賞（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた31戦目は、東毛酪農63℃賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリュウノチーノをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

5歳（2018年）

1月7日、中6週で迎えた32戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた33戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた35戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月8日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。