イブキスナイパー（2000年生、母イブキハイリーダー）

イブキスナイパー（2000年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のモガンボ（当時17歳）と交配したイブキハイリーダーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は小田誠一。戦績は、地方36戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の27th ホワイトクリスマス賞(一般C1 C2)。

経歴

デビュー前

河津裕昭厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

11月17日、デビュー戦は沖野耕二騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は465kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったトライアンフトーチに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

3歳（2003年）

1月7日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沖野耕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で沖野耕二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で沖野耕二騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沖野耕二騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

4月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で沖野耕二騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で沖野耕二騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で沖野耕二騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のロイヤルフィーバーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月18日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で沖野耕二騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月12日、中3週で迎えた10戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦のサードニクスフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は沖野耕二騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖野耕二騎手（10戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖野耕二騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4歳（2004年）

3月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた15戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月30日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、一般C3二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は沖野耕二騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のセリノベガに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の一般C2六 C3一（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2005年）

2月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は沖野耕二騎手（13戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のトウカイタイヨウをクビ差振り切って久々の実戦をモノにした。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3二三（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沖野耕二騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた22戦目は、一般C3二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で沖野耕二騎手（15戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトウカイタイヨウに2馬身半の差をつけて4勝目を収める

5月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の一般C2七 C3一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のイシノチャンスをクビ差振り切って5勝目を奪取した。

6月13日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったクイックモーションに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、ミチノクスイセイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオートチカラを半馬身振り切って制した。

8月19日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のディーエスライナーに1馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

9月9日、中2週で迎えた30戦目は、重陽特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたミチノクスイセイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったナイスサスピションに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、27th ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で内田博幸騎手（10戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るランスタンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

6歳（2006年）

1月27日、中4週で迎えた34戦目は、ガーネット特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で内田博幸騎手（11戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったミスエムカーベーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月22日、中3週で迎えた35戦目は、玄武特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で内田博幸騎手（12戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月20日、中7週で迎えた36戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で内田博幸騎手（13戦5勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。