オリオンザラングン（2002年生、母ジュエリーシル）

オリオンザラングン（2002年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ミャンマーの首都ヤンゴンの旧称より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワレンダー（当時12歳）と交配したジュエリーシルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のルーキーチャレンジ。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

4月22日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月29日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のカリスローラーに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのマリーゴールド賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい4着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた6戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（2005年）

7月17日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

10月12日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、竹内仁志騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイルミリオーレに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月19日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、富川特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹内仁志騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったパルキセキから1馬身差の2着となった。

12月14日、中7週で迎えた11戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノウォーランドに半馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4歳（2006年）

1月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新町充寿騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新町充寿騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新町充寿騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

2月15日、中0週で迎えた15戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で新町充寿騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で新町充寿騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。