コスモラングザーム（2003年生、母ツルマルマーベラス）

コスモラングザーム（2003年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋徐々に（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時11歳）と交配したツルマルマーベラスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦15勝2着7回。2007年の中島記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって262.5万円で落札された。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月6日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

3歳（2006年）

1月8日、中6週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた4戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカリスマメークを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた5戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンデージェントに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニューキングに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月23日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワカオリマンドに5馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオタルノヒトを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリージェントレデーを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

9月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は竹吉徹騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスイングブレーヴ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月15日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイングブレーヴに1馬身半の差をつけて制した。

11月12日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタガノラブパワーに1馬身の差をつけて優勝

12月24日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスイングブレーヴをクビ差振り切って制した。

4歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクエクストラに4馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

1月13日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロードソニックに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月4日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（10戦5勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた23戦目は、早春特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で竹吉徹騎手（11戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネクストスターに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月17日、中2週で迎えた24戦目は、春分特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で竹吉徹騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のネクストスターを半馬身振り切って10勝目を達成した。

4月15日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で竹吉徹騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモタンスマンに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月4日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で竹吉徹騎手（14戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルシンプソンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた27戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で竹吉徹騎手（15戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、アマリリス特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で竹吉徹騎手（16戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた29戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で竹吉徹騎手（17戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルシンプソンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月1日、中1週で迎えた30戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で竹吉徹騎手（18戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた31戦目は、カンナ特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で竹吉徹騎手（19戦9勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた32戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、エーデルワイス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタガノアウトバーンに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月9日、中3週で迎えた33戦目は、開聞岳特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は竹吉徹騎手（20戦9勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた34戦目は、志布志湾特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（21戦9勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた35戦目は、りんどう特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた36戦目は、大淀川特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワンパクメロに交わされて2馬身差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた37戦目は、嘉瀬川特設（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は竹吉徹騎手（22戦9勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジェドに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月1日、中2週で迎えた38戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（23戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のギオンパワーに2馬身半の差をつけて勝利数を15に伸ばす

12月24日、中2週で迎えた39戦目は、地方重賞の中島記念（佐賀ダート2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（24戦11勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワンパクメロを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた40戦目は、関門海峡特設（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（25戦11勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた41戦目は、球磨川特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（26戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。