クロタラリア（2003年生、母ブルーブロッサム）

クロタラリア（2003年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「タヌキマメの学名。母名に因んで青色の花が咲く」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時12歳）と交配したブルーブロッサムが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害18戦1勝、地方6戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月30日、デビュー戦は千葉直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で千葉直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で千葉直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、6着を確保した。

10月31日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスズカワンダーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブライティアビスタを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したライズフォモサを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-4（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライティアテラスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月24日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4歳（2007年）

1月3日、中0週で迎えた12戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファストストリングを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

2月4日、中4週で迎えた13戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた15戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた16戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月26日、中7週で迎えた17戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。鞍上は水出大介騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2008年）

1月12日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月15日、中8週で迎えた21戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

4月6日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月31日、中7週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月26日、中7週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

8月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2009年）

1月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のアザンクールをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた30戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた31戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた32戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に牝馬ながら61.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。