タイニーモデル（2000年生、母ダンシエンヌ）

タイニーモデル（2000年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小さなモデル」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したダンシエンヌが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファ-ムから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、園部博之によって3,675万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月19日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったセイレーンズソングにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

2月15日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったテルミドールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月15日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスチェッソを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に敗れた。

4歳（2004年）

11月6日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5歳（2005年）

9月11日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、伸びてきたエレアシチー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2006年）

4月16日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（8戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のコスモキララに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

10月21日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したエアマグダラを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアクロスザヘイブンにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月17日、中5週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

7歳（2007年）

3月18日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したナイスヴァレーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。