クリノトップレディ（1997年生、母ビーバップアルー）

クリノトップレディ（1997年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のSalt Lake（当時8歳）と交配したビーバップアルーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

17歳のとき、駿河牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、谷口牧場によって97.2万円で落札された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月18日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月19日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、逃げるセイクバンバンオーを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月25日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウユーラヴを上がり4位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2000年）

1月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のマンハッタンを半馬身振り切って勝利をモノにする

1月30日、中2週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

4月2日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月21日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月23日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4歳（2001年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったナムラスピリットに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月4日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したパインアキナを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月31日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の仲春賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（8戦2勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の祇園特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、3着に入った。

6月10日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の皆生特別（阪神芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月28日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（10戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のエイユーレジェンドに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

5歳（2002年）

1月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ホシスコープにクビ差交わされて2着となった。

7月14日、中6週で迎えた25戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に入った。

8月24日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月15日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、勝ったマサアンビションにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2003年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

3月15日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。