コトブキムーン（2005年生、母コマンダースキー）

コトブキムーン（2005年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「寿＋月」。毛色は鹿毛。種牡馬のハンセル（当時17歳）と交配したコマンダースキーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方13戦6勝2着2回。2007年の九州ジュニアグランプリ(地方重賞)に勝利した他、2007年の若駒特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

副島義弘厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（2007年）

7月4日、デビュー戦は吉留孝司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のストロングホース（荒尾ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は501kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアポイサブリナに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンの若駒特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズナリジッコウから3/4馬身差の2着となった。

10月13日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアグランプリ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムワッゼエに7馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月31日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のファイナルホース（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムキバレーに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3歳（2008年）

4月6日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳オープンのスイートピー賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉留孝司騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中0週で迎えた8戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉留孝司騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンキラリから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉留孝司騎手（8戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のピアドイーグルに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳KJ1の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉留孝司騎手（9戦4勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で吉留孝司騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のメイプルゴゼンに1馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、ジュライ特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で吉留孝司騎手（11戦5勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はメイショウトウゲンと並んで1着同着となった。

8月3日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は13戦連続で吉留孝司騎手（12戦6勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた14戦目は、3歳KJ2のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で吉留孝司騎手（13戦6勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。