エーシンコンファー（2005年生、母エイシンシンシアナ）

エーシンコンファー（2005年2月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋授与する」。毛色は青鹿毛。種牡馬のDynaformer（当時20歳）と交配したエイシンシンシアナが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の豊明特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

16歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月13日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスピリタスに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に敗れた。

3月30日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

8月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

11月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4歳（2009年）

5月2日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたナミダガキラリ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のサクラオールインをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアースグラヴィティに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

7月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のライラック賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のナリタシリカを半馬身振り切って久方ぶりの一戦を制した。

12月26日、中1週で迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5歳（2010年）

1月24日、中3週で迎えた14戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

9月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

12月12日、中4週で迎えた20戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた21戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。