アースグラヴィティ（2005年生、母A Star Affair）

アースグラヴィティ（2005年9月25日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「地球の引力」。毛色は鹿毛。種牡馬のGalileo（当時7歳）と交配したA Star Affairが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方26戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年のジューンカップ(一般B2)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,800万円（9.5万×400口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

8月30日、デビュー戦は生野賢一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4歳（2009年）

2月15日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、犬飼真聖2歳お誕生日おめでとう（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C32（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた5戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キスリングバーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月24日、連闘で迎えた6戦目は、砥綿恵三退職記念杯（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイトゥルースに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキスリングバーに2馬身の差をつけて制した。

6月20日、中8週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンコンファーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、6着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

5歳（2010年）

4月25日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた13戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に敗れた。

6月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた19戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6歳（2011年）

1月26日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた20戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、岩手日報杯（盛岡ダート2000m 曇/不良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったクリスティラビットに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた22戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡芝1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったラバンガルドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、土沢七夕まつりレース（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた24戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月14日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた26戦目は、千貫石森林公園レース（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソノマンマに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月2日、中5週で迎えた27戦目は、後三年合戦レース（盛岡ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた28戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた29戦目は、南部鉄器レース（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったドリームスナイパーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた30戦目は、秋嶺賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したシャイニーハリアーに半馬身届かず2着となった。

12月11日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた31戦目は、JA前沢牛しぐれ煮杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウメノカイウンに1馬身1/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月25日、中1週で迎えた32戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7歳（2012年）

1月3日、連闘で迎えた33戦目は、ダイヤモンドダストカップ（水沢ダート2000m 小雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4月9日、約3か月の休み明けで迎えた34戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったリーガルファルコンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた35戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で小林俊彦騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた36戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた38戦目は、ジューンカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアトミックデザインを3/4馬身振り切って5勝目を奪取した。

6月16日、中1週で迎えた39戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、船越家族旅行村レース（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた40戦目は、南天レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。