アヤコトブキ（1986年生、母ツーソンシチー）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

11月13日、デビュー戦は出口明見騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

3歳（1989年）

3月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月2日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったサクラフジオーに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

4月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で出口明見騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブライアンシンボリに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で出口明見騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラフジオーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で出口明見騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブライアンシンボリを半馬身振り切って制した。

9月9日、中9週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のながつき賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャルドンにクビ差届かず2着となった。

9月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したタニノカマラードを差し切れず、3馬身差の2着となった。

11月5日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のナカミトップランをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

11月25日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1400万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴崎勇騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1400万下の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴崎勇騎手（6戦2勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4歳（1990年）

1月6日、中3週で迎えた14戦目は、ガーネットステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴崎勇騎手（7戦2勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた15戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で柴崎勇騎手（8戦2勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 雨/重）に48kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

9月22日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた20戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイワベッカーに1馬身1/4の差をつけて制した。

5歳（1991年）

1月12日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた22戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のエイコーボーイに2馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

3月3日、中5週で迎えた23戦目は、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

4月6日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた26戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、立夏ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月11日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた28戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのシーサイドステークス（函館ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。