エリートボーイ（2000年生、母アヤコトブキ）

エリートボーイ（2000年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハートレイク（当時9歳）と交配したアヤコトブキが15歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は飯原牧場。戦績は、地方35戦7勝2着10回。2002年のサラブレッドフレッシュカップ(地方重賞)で2着に入った他、2003年の北日本新聞杯(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥十一厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2002年）

6月8日、デビュー戦は桑野等騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマウントクックに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキヌガサハーディを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタック（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオペラコロナリーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた9戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒミノミサキに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（9戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールデンフレイムに1馬身半の差をつけて優勝

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、2歳地方重賞のサラブレッドフレッシュカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるマジックワルツを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で桑野等騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキヌガサチェリオを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（2003年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で桑野等騎手（12戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月13日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったタフネスゴールドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のケイティグリーンを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた19戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の日本海ダービー（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で蔵重浩一郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で蔵重浩一郎騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイティグリーンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中2週で迎えた23戦目は、湯涌温泉特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で蔵重浩一郎騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたパティナージュ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で蔵重浩一郎騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルゴワールドを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、馬事畜産振興賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で蔵重浩一郎騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で蔵重浩一郎騎手（12戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したソウルマンを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた27戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で蔵重浩一郎騎手（13戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で蔵重浩一郎騎手（14戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルチダイヤを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月23日、中3週で迎えた29戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキラーウェイブに4馬身の差をつけて7勝目を収める

4歳（2004年）

1月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアローフィールドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月23日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたブライトネスレモン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で細川勉騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた33戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川勉騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川勉騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5歳（2005年）

3月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、一般C2一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川勉騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。