マルチダイヤ（1999年生、母ジヨウシユウダイヤ）

マルチダイヤ（1999年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のナグルスキー（当時18歳）と交配したジヨウシユウダイヤが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は島瀬順一。戦績は、地方39戦11勝2着11回。2001年の金の鞍賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、島瀬順一から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、島瀬順一から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、千頭喜代子によって955.5万円で落札された。

松木啓助厩舎（高知）へ入厩。

2歳（2001年）

10月27日、デビュー戦は徳留康豊騎手を鞍上に据えて、2歳（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は501kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンオーロラに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったリンデンスワローから4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2002年）

1月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の睦月特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の若葉特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミドリノオトメから1馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦の桃月特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で徳留康豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月6日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で徳留康豊騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシアトルチャンプから1馬身半差の2着となった。

7月23日、中3週で迎えた9戦目は、一般D2-3（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のタイナータムに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月31日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦のリゲル特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネマサヴイウエーから3馬身差の2着となった。

9月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアンシャに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦の初冬特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンシャから1馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の神楽月特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2003年）

1月2日、中4週で迎えた15戦目は、一般D（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイエイカーネギーに4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

1月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般D（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳留康豊騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラブライトに2馬身半の差をつけて制した。

2月22日、中5週で迎えた17戦目は、池川誠也くん厄払い特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で徳留康豊騎手（13戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビックワンに2馬身の差をつけて優勝

3月1日、連闘で迎えた18戦目は、一般C（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で徳留康豊騎手（14戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のカネコメフラワーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月21日、中2週で迎えた19戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で徳留康豊騎手（15戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のレジェンドモアに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月12日、中2週で迎えた20戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ありがとう健太君特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンダムカリムからアタマ差の2着に甘んじた。

5月11日、中3週で迎えた21戦目は、一般B C（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンナポレオンからクビ差の2着に甘んじた。

6月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、直樹&一世ハッピーウェディング特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタプロテクターから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた23戦目は、一般B C（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月28日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（16戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（17戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスピードバーベナに3馬身の差をつけて9勝目を収める

10月26日、中1週で迎えた26戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミズホモエに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月10日、中1週で迎えた27戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したソウルマンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（18戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエリートボーイを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月23日、中3週で迎えた29戦目は、尼御前特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（19戦9勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツジヴィヴァンを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

5歳（2004年）

1月2日、中0週で迎えた30戦目は、てらおか風舎ゴールデンカップ特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（20戦9勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（21戦9勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた32戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（22戦9勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月25日、中2週で迎えた33戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳留康豊騎手（23戦9勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6歳（2005年）

5月8日、約11か月半の休養明けで迎えた34戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月5日、中7週で迎えた35戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦の北陸ペプシコーラ販売杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉孝騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレマイルズを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた37戦目は、一般B2-2（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉孝騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月2日、中8週で迎えた38戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉孝騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた39戦目は、（株）三崎ストアー賞（第17回）（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で竹田吉孝騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。