ホーリーカップ（1985年生、母コガネサツキ）

ホーリーカップ（1985年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゲイルーザツク（当時16歳）と交配したコガネサツキが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着4回、中央障害3戦1勝、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の犬山特別(400万下)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では目立つような脚を使えず17着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

9月10日、中8週で迎えた3戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

9月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカチウマハヤテを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月27日、中2週で迎えた7戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたシャコーキング決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（1989年）

1月14日、中4週で迎えた9戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

8月26日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったツルマイソロンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマリモユーコーをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

11月4日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたマチカネオンタケ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた15戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハードフブキを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

12月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の尾張特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は加用正騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルイチテイオーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5歳（1990年）

1月27日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月3日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月6日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月21日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝2000m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月25日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた25戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6歳（1991年）

2月2日、中6週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた27戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のハッシンバリエンテに半馬身の差をつけて4勝目を収める

2月23日、中1週で迎えた28戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月17日、中2週で迎えた29戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月13日、中7週で迎えた30戦目は、石川榮騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川榮騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた32戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた33戦目は、赤松杯（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は石川榮騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月15日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（1992年）

1月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から7kg戻して迎えた36戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた37戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた38戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野久美騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。