ハイランドエース（2011年生、母レディーファースト）

ハイランドエース（2011年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋エース」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時26歳）と交配したレディーファーストが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地4戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月22日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

3歳（2014年）

2月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月2日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着に入った。

9月11日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の桜花ママ友記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンデーポストに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズプリンセスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田敏樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーウィステリアに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。