リンガスゲーム（2002年生、母リンガスマドンナ）

リンガスゲーム（2002年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋遊戯」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したリンガスマドンナが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方19戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のタマモブシドウに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3歳（2005年）

1月15日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

9月4日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（2006年）

4月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月24日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月1日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月11日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

5歳（2007年）

2月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、小野市白雲谷温泉「ゆぴか」特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4月4日、中3週で迎えた17戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

6月6日、中8週で迎えた18戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月3日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上B3二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ジョーアクションに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月25日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた22戦目は、バファローズ特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松平幸秀騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたルンバボサノバ決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月19日、中3週で迎えた23戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、ラジオ関西特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモントレルドに7馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月31日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、ゴールドエッグ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーメイクを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月29日、中3週で馬体重を前走からさらに21kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のダイゴキリンジに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月13日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタニノランドアートに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6歳（2008年）

1月4日、中2週で迎えた28戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテクノシュウホウに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、サンテレビ賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のカシノモムチャンに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月10日、中1週で迎えた30戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた31戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦6勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた32戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田フレンドリーカップ（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた33戦目は、ひめじ広峰特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ゲイリーディライトにハナ差交わされて2着に甘んじた。