タイムトゥブギ（2005年生、母アイアイサー）

タイムトゥブギ（2005年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ブギの時」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時9歳）と交配したアイアイサーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦9勝2着10回。主な勝ち鞍は2009年の春蘭特別(一般D1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鳥谷勝彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた2戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月19日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

9月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1300m 雨/重）に出走。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエターナルメロディを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた6戦目は、一般E7（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリヴプルーフを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月5日、連闘で迎えた7戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアンクルウォーターを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月12日、連闘で迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般E7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、ストロングボス特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバングラビートに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月31日、連闘で迎えた10戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブンブンブンに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般E4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジャストワンルックを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般E2（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルハチマモンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた13戦目は、一般E4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジャストワンルックを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

12月21日、連闘で迎えた14戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサンドクリークを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手中に収めた。

12月31日、中0週で迎えた15戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、年末年始は馬次第特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた16戦目は、成人の日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

1月18日、連闘で迎えた17戦目は、一般Eイ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルハチマモンを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

2月7日、中2週で迎えた18戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るワイルドファンシーを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

2月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般D5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（10戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジヤマラミレスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般Dロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（11戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグサクセスに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、春蘭特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャストワンルックを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

4月10日、中1週で迎えた22戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トコシナエにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般Cロ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイアイシュンライに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月2日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドリームセレナーデに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（14戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジヤマビュティーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月14日、中3週で迎えた26戦目は、古代ハス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた27戦目は、鰹のタタキ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（15戦6勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた28戦目は、ホウズキ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（16戦6勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた29戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、くまひら特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモアクチュアルを3/4馬身振り切って9勝目を手中に収めた。

8月29日、中2週で迎えた30戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、処暑特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。